【RSAT】初心者向け!クライアントPCからADをリモート操作する方法

Active Directory
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今回はRSAT(リモートサーバー管理ツール)について解説します。

「サーバー管理って難しそう…」と思うかもしれませんが、この記事では初心者でもわかりやすくRSATの基本情報使い方を紹介します。

ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

この記事でわかること
  • RSATの簡単な概要
  • RSATのインストール方法
  • RSATの使い方

RSATとは

RSATとは下記の略になります。

Remote Server Administration Tools

上記の通り、windowsクライアントPCからサーバーをリモート管理するためのツール群です。

windowsサーバーに直接アクセスしなくてもクライアントPCからサーバーの設定や管理ができるようになります。

RSATのできること

ではRSATにて具体的にできることについて説明していきます。

RSATを使うと以下のようなサーバー管理作業がリモートでできるようになります。

  1. Active Directoryの管理
    • ユーザーアカウントの作成・削除、セキュリティグループの作成などができます。
  2. DNSの管理
    • IPアドレスとドメイン名の関連付けを設定できます。
  3. DHCPの管理
    • ネットワーク上のPCに動的にIPアドレスを割り当てる設定です。
  4. グループポリシーの設定
    • セキュリティポリシーの運用や制限を一括で設定できます。

TSATのメリット

これらをリモートから行うことで、リモートデスクトップを使用せずともクライアントPCから効率よくサーバーの設定を行うことでできるようになります。

RSATのポイント

RSATを利用できるwindowsのエディションはproEnterpriseになります。

家庭用のHomeエディションでは使えないため、注意してください。

インストール手順

以下の作業はWindowsクライアントPCでの操作になります。

インストールする際は管理者権限が必要です。

windowsデスクトップから「設定」を開きます。

システム」> 「オプション機能」を選択します。

※オプション機能はシステムをクリックした後に一番下までスクロールするとあります。

オプション機能を追加する」の「機能を表示」をクリックします。

検索バーに「RSAT」と入力するとオプション機能がソートされますので、下記にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

RSAT: Active Directory Domain Services およびライトウェイト ディレクトリ サービス ツール

チェックした内容を確認して、「追加」をクリックします。

追加が終わるまで待ちます。

インストールする環境や機種によっても異なるとは思いますが、体感10分~15分くらいはかかるイメージです。

下記画面のように追加済みと表示されていれば、正常に追加が完了しています。

RSATの使い方

インストールが完了したら、デスクトップのWindowsアイコンをクリックし、検索バーに「Active Directory」と入力します。

検索結果に「Active Directory ユーザーとコンピューター」が表示されますので、クリックします。

「Active Directory ユーザーとコンピューター」が開ければ、作業は完了になります。

RSATが追加できない場合

オプション機能の追加をしている際、下記のように「追加できませんでした」と表示される場合の対処法になります。

エラーの内容が下記内容の場合、windows updateの接続に関する問題の可能性が高いです。

winodows updateにおいてダウンロード可能な更新プログラムがある場合は、インストールして再度RSATを追加してみてください。

最後に

今回は、RSATの追加に関して解説しました。クライアント端末からActive Directoryを操作できることで利便性は増しますので、検証環境などで試してみください。

本ブログでは、ADのグループポリシーに関する記事も作成していますので、載せておきます。下記記事では初心者向けに簡単なポリシーの作成をまとめておりまして、写真付きで解説しています。

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