ブログの投稿記事を眺めていたら、レイヤー2に関する記事が1つもなかったので、今回、書いていこうと思いました。
ちなみに、Packet Tracerで試してみましたが、ルーターもスイッチと同様にdescriptionコマンドを設定できたので、同じように使えるコマンドになります。
descriptionコマンドとは
Ciscoルーターやスイッチのポート(インターフェース)に説明文を記載できるコマンドになります。
descriptionコマンドを使用することで、どのポートがどのネットワークと接続されているのか一目でわかるので、設定を見返すときに便利なコマンドになります。
インターフェースコンフィギュレーションモードで設定する
descriptionはインターフェースコンフィグレーションモードで設定可能なコマンドになります。
要はスイッチやルーターの設定を入力する際のプロンプトが下記のようになっていれば、設定可能です。
Switch(config-if)#
設定コマンド(description)
下記がdescriptionコマンドの入力方法になります。
Switch(config-if)#description 説明文
ポイントは下記の通りです。
- descriptionコマンドと説明文の間には半角スペースを入れます。
- 説明文にはハイフン(-)やアンダーバー(_)の使用が可能です。
削除コマンド(no description)
他のネットワーク機器と同様になりますが、先頭にnoを付けてdescriptionコマンドを入力してEnterキーを押せば、設定は消すことができます。
Switch(config-if)#no description
接続構成
今回使用したPacket Tracerのファイルは下記からダウンロード可能です。
※ダウンロードするときは自己責任でお願いします!
今回は、switch 2960を起点に「CLIENT PC LAN」「 SERVER PC」「 LAN WAN」の3つのネットワークにdescriptionコマンドを使って説明文を付け加えていきたいと思います。
CLIENT PC LAN
interface FastEthernet0/1に設定していきます。
Switch#conf t
Switch(config)#int fa0/1
Switch(config-if)#description Connected to CLIENT PC LAN
Switch(config-if)#end
SERVER PC LAN
interface FastEthernet0/2に設定していきます。
Switch#conf t
Switch(config)#int fa0/2
Switch(config-if)#description Connected to SERVER PC LAN
Switch(config-if)#end
ROUTER WAN
interface GigabitEthernet0/1に設定していきます。
Switch#conf t
Switch(config)#int gi 0/1
Switch(config-if)#description ROUTER WAN
Switch(config-if)#end
確認コマンド(show run)
スイッチ、ルーター共通になりますが、入れ込んだ設定を確認するコマンドは下記の通りです。
Switch#show run
出力される結果はひとまず、スペースキーを押して、一旦全て表示させてしまいましょう。その中から、自分が設定した項目の結果を確認してきます。
LAN側のshow runで出力した結果です。
!
interface FastEthernet0/1
description Connected to CLIENT PC LAN
!
interface FastEthernet0/2
description Connected to SERVER PC LAN
WAN側のshow runで出力した結果です。
!
interface GigabitEthernet0/1
description ROUTER WAN
!
上記、両方とも問題なく設定が反映されていますね。
最後は、write memoryで設定を保存してあげましょう。
さいごに(まとめ)
今回は、スイッチのみに設定しましたが、descriptionコマンドはルーターにも設定可能ですので、余力がある方はルーターにも設定してみてください!
では、また!
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