始めに
プリントサーバーを、まずは作ってみたい方は下記でプリントサーバーの構築方法を詳しく解説しているので、よろしければご覧ください。
プリントサーバーの言葉を分解する
プリントサーバーのワードから分解して理解していきましょう。「ここら辺の説明は大丈夫だよ!」の方は、次のサーバーの説明も読み飛ばしてください。
下記イラストを見てください。
プリントサーバーはプリント+サーバーが合体したワードです。当たり前です。ではもうちょっと各言葉の理解に行きましょう。
プリンターはそのままでプリンターを指します。問題は、サーバーの方です。
サーバーは、一言でざっくり説明すると特定の機能に特化したPCを指します。
この説明だけで、「うーん。。。」の方はこのまま下も読み進めてください!そもそもサーバーってなんやねん、について解説します。
クライアントとサーバーについて
PCは大別すると下記2つのPCに分かれます。
「サービス・機能」を受ける側のPC
「サービス・機能」を提供する側のPC
英語のServeが「~を提供する」という意味なので、何かしらを提供するPCなんだなと覚えて頂ければいいのかなと思います。よく、ビールサーバーやウォーターサーバーなんて言葉聞きますよね。
あれも、まさにビールや水を提供する機器なので○○サーバーという名が与えられている訳ですね。
サーバーのイラストをよく表現する際に上記のようなモニターが付いていないイラストやアイコンがほとんどです。
理由は、サーバーは機能やサービスを提供するのが目的だからです。その為、モニターやマウスは不要になります。
ちなみに、補足としてPCはモニターがなくても動きます。ただ映像が出力されないので、一般の人が使う際は普通、PC本体+モニターで使うケースがほとんどだと思います。サーバーの多くの場合は、専門知識を持った人やエンジニアが遠隔操作にてサーバーに接続して操作をします。
プリントサーバーとは
以上を踏まえて、プリントサーバーを説明します。
プリントサーバーとはプリンターに対してクライアントPCから来る印刷要求を効率よく処理してプリンターに印刷指示を行うサーバーになります。
「そんなサーバーいるの?」と思った方もいるかもしれません。まずは、プリントサーバーがないケースから説明していきましょう。
例えば、下記画像のように同時に2台まで処理ができるプリンターがあったとしましょう。そしてPCが3台あります。この場合、3台のPCが同時にプリンターに対して印刷要求(何かをPC側で印刷しようとする行為)を行うとプリンター側は処理しきれずに困ってしまいます。
そこでプリントーサーバー登場してくるのです!
まずはクライアントPCからプリンターにくる印刷要求をサーバー側で一旦引き受けます。そしてプリントサーバー内で印刷する順序を決めてプリンター側に印刷するよう命令します。これが、プリントサーバーの大まかな説明になります。
一般的に小規模な人数の会社や組織では印刷要求が多くなりすぎてプリンターが使えない。。。なんて状況は起きないと思います。ただ、大企業や1台のプリンターに対して多くのユーザーがいる場合は話が変わってきます。
そこで印刷要求を処理してくれる専用のPCを用意するのです。
最近は、プリンター本体にプリントサーバーが内蔵されていて、プリントサーバー無しでも処理が可能な機種が出てきているとのことですので、小規模な拠点だったらサーバーを用意するのは不要かもしれませんね。(笑)
プリントサーバーってどうやって作るの?
下記画像をご覧ください。一個ずつ解説します(笑)
サーバーにドライバーを入れます。ドライバーはPCと接続した機器を使えるようにするソフトウェアのことを指します。今回のケースではプリンターを動かすソフトがドライバーに当たります。
このソフトをPCに入れて使える状態にする行為をインストールと言います。よかったら併せて覚えてあげてください。
ドライバーのインストールが完するとサーバーは普通のPCみたいに印刷できるようになります。この状態がステップ1です。
次に、サーバーで使えるようにしたプリンターを共有します。
※ここでのプリンターはあくまでもプリンター本体を動かすソフトとして認識してください。
他のPCでも使えるようにシェアしてあげます。これがプリンターの共有になります。詳細は、実際にプリンターサーバーを作る記事を作っているので、下記記事から詳しくはご確認ください。
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